一般社団法人グラミン日本
グラミン日本が目指す社会
グラミン日本はグラミン銀行のノウハウを生かし、主に生活困窮の状態にあるシングルマザーや非正規労働の女性を中心に、マイクロファイナンスや5人組の互助関係を提供するとともに、多様な企業・団体とのパートナーシップの下で、就労および新たな事業機会を共創し、「一歩を踏み出す機会」を提供しています。
私達のゴールは、生活困窮の状態にある方が自立に向けた意欲を高め、「こうありたい」と願う夢に、一歩を踏み出せるようになることです。
そして、一歩を踏み出した方にとってグラミン日本が「家=心のよりどころ」となり、また、誰もがいきいきと活躍する持続可能な社会を実現することです。
グラミン銀行ってなんだろう?
1983年に、ムハマド・ユヌス博士によりバングラデシュで創立されたマイクロファイナンス機関です。
貧困や生活に困窮する人々に低金利・無担保で少額融資を行い、貧困脱却と生活自立を支援。設立以来、全世界で延べ900万人以上の女性たちに融資を実施しています。
2006年に貧困層の自立を支援した功績によりノーベル平和賞を受賞しました。
現在、世界40カ国以上で事業を展開。開発途上国のみならず、先進国でも貧困削減に貢献しています。
マイクロファイナンス(小口融資)ってなあに?
貧困や生活困窮の状態にある方々に低利・無担保で少額の融資を行い、こうした方々が起業や就労によって貧困や生活困窮から脱却し、自立するのを支援する仕組みです。
POINT①コミュニティ~一緒にがんばる仲間~
未来への想い・働く意欲を持った5人1組の互助グループをつくり、起業や就労に向けた行動を後押しします。1人で進むより、多くの学びと勇気が得られます。
※5人一組の互助グループのメンバーは参加者自身で探すか、グラミン日本と一緒に探すこともできます。
POINT②育成~稼ぐ力を身につける、無料のオンラインワークショップ~
自立したいけれど、どこから始めたらいいか分からない方を対象に、自分を見つめ、自分なりのゴールを定め、就労・起業に結びつけるところまでグラミンの講師が寄り添う、体験型ワークショップを月に3~4回開催しています。
さらに不定期で金融教育、ビジネスコミュニケーション、ロジカルシンキングのトレーニングも開催し、参加者の一歩を踏み出すチャンスを拡大しています。
POINT③金融支援~条件は、「はたらく意欲」~
満20歳以上、毎月2回のセンターミーティングへの参加が可能なことなど、条件をクリアした方に低金利・無担保、保証人不要の融資を開始します。
※生活資金は対象になりません。起業や就業の支度資金としてのみ融資します。
POINT④センターミーティング~継続的なフォローアップ~
月2回、5人組のグループが顔を合わせるミーティング。グラミン日本のセンターマネージャーとともに、借りたお金を返済できているか、事業の進み具合を確認し、悩みを相談し合って、解決策やアイディアをシェアしあいます。借りたお金の返済や貯金ができているかについても確認します。
グラミン日本が提供する就労支援プログラム
グラミン日本は様々な方法を活用して、就労するためのスキルを学ぶ場所を提供しています。
フラワープログラム
2021年に休眠預金等を活用した資金分配団体「リープ共創基金」の助成金(キャッシュフォーワーク2021)の採択を受け、コロナで就職が困難となったシングルマザーにWEBライティング、RPA(Robotic Process Automation)のスキル習得と実務経験を経て、就労を支援するプログラム「フラワープログラム」を実行いたしました。
「でじたる女子」プログラム
2022年にはシングルマザーを含む女性を対象に、e-Learningを通じて「RPA」、「AI-OCR」、「CAD」、「デジタルマーケティング」などニーズの高いIT関連スキルの習得機会を提供します。その後、提携している企業とプログラムに参加した女性との雇用機会のマッチングを行います。グラミン日本は、本プログラムに参加する女性向けに、無担保での少額融資、金融教育を提供します。
ソーシャル・リクルーティング・プラットフォーム
企業や団体が提供する雇用機会と、生活困窮者の就労ニーズをスピーディーにマッチングさせるためのプラットフォームをSAPジャパンが構築。グラミン日本が運用します。
育児や家事で忙しいシングルマザーなど就労機会を探している人が、簡単かつスピーディーに応募ができる仕組みを実装。グラミン日本のサポーター企業など多様な企業によって求人情報が提供されます。
リターン
準備中です。
一般社団法人グラミン日本
理事長 百野公裕
東京都中央区日本橋室町一丁目8番7号 東信室町ビル4F